どーも、ショーです!
この記事では、「AmazonSEO」について解説していきます。
AmazonSEOを十分に理解していない状態でAmazonビジネスを始めると、
間違いなく「想定していたよりも売れない」、「こんなはずじゃなかった…」と嘆き、
在庫がドンドン溜まっていきキャッシュが回らずに「倒産…」なんてことも有り得ます。
あなたがこの記事を最後まで読んでAmazonSEOをしっかりと理解することで、
1商品で1,000万円以上の売り上げを上げる「モンスターカタログ」を量産する事も可能です。
ショーのコンサルでも「AmazonSEO対策」には重きを置いている項目になりますので、
初心者の方・既に販売しているけど思ったような売り上げを上げられていない方は、
この記事を最後まで読み終えたころには、「9割」AmazonSEOを理解できています!
本来は「コンサル生限定記事」で公開しようとも考えましたが、
ショーのブログを見に来てくれている方には意識高い系の方が多いので、
惜しむことなく公開していきます(笑)
少し長い記事になると思いますが、
最後まで飛ばさずに見て頂けると嬉しいです!
AmazonSEO対策は半端ない!
まずは、SEO対策をすることでどれくらいの破壊力があるのかを知ってもらう為に、
ショーが実際に運用するアカウントの事例を紹介します。
数年前まで遡ったデータでよければ1.5倍くらいの売り上げデータがありましたが、
年々、Amazonアルゴリズムは変化しており、
数年前のデータを見せたところで信憑性に欠けますので直近のデータを公開します。
*代筆2022年2月
こちらの商品は、2021/10/1~10/7の1週間の販売データになります。
この2商品は、「ビックキーワード」、「その他関連するキーワード」で、
検索順位1位の商品になります。
●Aの商品は、この状態まで持っていくのに6ヵ月
●Bの商品は、この状態まで持っていくのに4ヵ月
リリースした商品全てがこのようにいく訳ではありませんが、
AmazonSEOを理解して自社商品を上位表示させることで、
1商品でも大きな売り上げを上げることが可能です。
この状態まで持っていくのに上記の期間を要しておりますが、
これは市場規模やライバル数によっても期間は変わってきます。
市場規模がそこまで大きくなくライバルの数も少ない場合だと、
1ヵ月以内に「ビックキーワード」、「その他関連するキーワード」で、
上位表示させる事も可能です。
Amazon検索エンジンA9(A10)を知る
Amazon検索エンジンであるA9は聞いた事あると思いますが、
A9の事をどれくらい理解していますでしょうか?
最近ではA10と呼ばれたりすることもありますが、
このA9を理解することがAmazonSEOを向上させる為にも大事な要素となります。
あなたはAmazonの企業理念をご存じですか?
よその会社の企業理念とか知らんし!と思っている方でも、
Amazonの企業理念は、一度は耳にした事があると思います。
「地球上で最もお客様を大切にする企業」
聞いたことありますよね!?
そう、Amazonは「地球上で最もお客様を大切にする企業」なんです!
勘が鋭いあなたは、なんとなく予想できたと思いますが、
「お客様にとって最良の検索結果を表示」
これが大前提としての、Amazon検索アルゴリズムのロジックになります。
AmazonSEOについてブログ記事・YouTubeなどで調べればたくさん出てきますが、
なかには、「Amazonが儲かる為のアルゴリズム」などと解説している方も居ますが、
2022年現在のAmazon検索アルゴリズムでは、そのような事はないです。
もし仮に、Amazonの収益が最大化するような検索アルゴリズムだった場合、
販売単価が高い商品などを上位表示させる事で、
Amazonが手数料として収益を取る事も可能です。
ジェフ・ベゾスの言葉
Amazon創業者である「ジェフ・ベゾス」が、Amazonが正式にスタートした初日から、
言い続けている言葉の中で、「顧客は常に正しい」と言う言葉があります。
何気ない一言なようにも感じますが、
実はこの言葉を噛み砕いていく事でAmazon検索アルゴリズムのヒントが隠されています。
売れている商品⇒顧客が買っている⇒良い商品⇒なら、上位表示させよう!
このように捉えることもできます。
Amazon検索結果画面
Amazon販売に既に携わっている方であれば当たり前の事になりますが、
初心者の方や、これからAmazonで販売しようと考えている方も居ると思いますので、
Amazon検索結果画面についても解説しておきます。
AmazonSEO対策で効果があるのは、「オーガニック検索」部分になります。
AmazonSEOを攻略することでオーガニック検索の一番目の所に、
あなたの商品を最短最速で表示させることができます。
スポンサーブランド広告
スポンサーブランド広告は、「見出し」、「ブランドロゴ」、「3つの商品」を掲載できる、
検索連動型の広告になります。
広告を入稿する条件として必ず「Amazonブランド登録」が完了している必要があります。
また、Amazonブランド登録の条件に「商標登録」も必要になってきますので、
「商標登録」⇒「Amazonブランド登録」⇒「スポンサーブランド広告」の手順になります。
Amazon中国輸入で必要な商標権とは!?
スポンサープロダクト広告
スポンサープロダクト広告は、SP広告と呼ばれている広告の一種になります。
スポンサープロダクト広告などのCPC広告では、
購入者が商品の広告をクリックした際に支払ってもよい上限の入札額で入札を行います。
オーガニック検索
オーガニック検索は、広告費など一切かからずに表示される場所です。
AmazonSEO対策では、このオーガニック検索で上位表示させる事を最大の目的としています。
ブランド動画広告
ブランド動画広告は、2020年12月から日本のAmazonでも利用できるようになりました。
こちらも「スポンサーブランド広告」同様に、
Amazonブランド登録完了している事が条件です。
AmazonSEOの内情
オーガニック検索で1番目に表示させることが最終的なゴールになりますが、
なぜ、1番目にそこまで拘るのかあなたは理解できていますか?
例えば、Amazonの検索画面で「洗顔」で検索すると、
5,000件以上ヒットしましたが、
5,000件ある内の上位50番目くらいに表示されたら良くない?
と思う方もいるかもしれませんが、これは大きな間違いになります。
確かに5,000/50番目(実際には5,000件以上ある)と考えると見られそうに思いますが、
50番目にあなたの商品が表示されていても殆ど見られない事実があります。
購入者の60%は検索
あなたがAmazonで商品を購入する時を想像してみてください。
「検索窓」で欲しい商品を検索して購入していないですか?
Amazonに訪れた人が目的の商品を「購入」するまでの導線として、
検索窓から調べる人が「60%」、他の商品ページからの流入「30%」、その他「10%」
このように言われています。
70%以上の人は2ページ目以降見ない
Amazonが発表しているデータになりますが、
70%以上の人は、2ページ目以降を見ないと言われています。
パソコンであればオーガニック検索で48商品、スマホであれば14商品目までが、
1ページ目の表示となっています。
昨今コロナで在宅ワークが増えたことも要因で、
パソコンからの購入率も以前よりかは増えてはいますが、
それでも尚スマホからの購入率の方が圧倒的に多いのが現状です。
となると、最低限オーガニック検索で14番目までには表示されないと、
対象となる顧客に見てもらえないと言う事にも繋がります。
55%の人が上位3商品をクリック
Amazon検索結果の上位3商品をクリックする人の割合が55%と言われています。
スマホで1ページ目は14番目までオーガニック検索ですが、
そこから更に上位3番目まで持ってくることができたら、
55%の人にクリックしてもらえる事になります。
サムネイル画像(1枚目)が魅力的で、クリックしたくなる画像である事も重要です。
この2商品を比べた時に同じ5枚組のバスタオルでも9割の人は、
左側のカラフルなバスタオルの方が、
「ふわふわして肌に優しそう」、「吸水力」ありそうと感じてクリックしたくなると思います。
30%の人は1番目の商品をクリック
自分が探している商品を検索した「30%」の人は、
1番目に表示されている商品をクリックすると言われています。
クリックされたからと言って100%購入される訳ではありませんが、
まずは、あなたの商品が見られないことには購入される事もありません。
これらの数値からも見て分かる通り、
オーガニック検索でいかに1番目に表示させる事が重要なのか理解できると思います。
Amazonで検索順位を上げる5つの要素
ここからはAmazonであなたが狙っているキーワードで、
オーガニック検索順位を上げる為に大事な要素をお伝えしていきます。
A9(A10)が検索を上げる基準としては複数あると言われていますが、
その中でも重要な項目だけを解説していきます。
Amazonは、アルゴリズムを開示しておりませんが、
ショーが今尚最前線でプレイヤーとして培ってきた経験と、
ショーの周りのパワーセラーからの情報、SHOTAの過去・現コンサル生の情報など、
全ての情報を総括したものとなっております。
直近の販売実績
Amazonのアルゴリズムでは、直近「7日間」の販売実績が重要とされています。
あなたが狙ったキーワードで、直近7日間にどれだけ売れたかが検索順位に影響します。
例えば、1カ月間に800個売れる商品を仮定した場合、
●[商品A]は、直近1週間で800個販売
●[商品B]は、1カ月間で800個販売
この場合だと、[商品A]の方が上位表示される仕組みです。
要するに、月間販売個数は同じでも直近1週間の販売実績値が多い方が、
AmazonSEOでは上位表示される仕組みとなります。
直近の販売実績のウエイトで6割近く占めています。
検索キーワードに対する商品との関連性
Amazonの検索窓で特定のキーワードを検索した際に、
そのキーワードと商品ページとの関連性は、とても重要な項目になってきます。
●商品タイトル
●検索キーワード
●商品の箇条書き説明
●商品紹介コンテンツ
●商品説明
●商品レビュー
これらの項目に、あなたが狙ったキーワードを盛り込む必要があります。
その中でも特に重要なのが、「商品タイトル」、「検索キーワード」になります。
この2項目には確実に大事なキーワードは盛り込むようにしてください。
検索キーワードの入力欄は以前までは「5行・最大5,000バイト」まで入力可能でしたが、
現在は、「1行・500バイト未満」に変更されています。
制限を超えたキーワードが入力されているとAmazon Searchでインデックスされませんので、
必ず検索キーワードは制限内に収めるようにする必要があります。
Amazonで検索キーワードが反映しない時に確認したい3つの対処法
ユニットセッション率
成約率・CVRと表現することもありますが、
Amazonではユニットセッション率と言っています。
セッションに対してどれくらいの割合の人が購入してくれたのかを表す数値です。
例えば、1日100セッションで30個購入されたら、ユニットセッション率30%です。
Amazon側からすると限られたセッションの中で、
ユニットセッション率が高い商品を上位表示させたいのは当然だと思います。
クリック率
クリック率(CTR)も検索結果を向上させる要因の1つとなります。
あなたの商品が検索画面に表示(インプレッション)されてから、
どれくらいの割合の人があなたの商品をクリックしてくれたかです。
特定のキーワードで検索した際に、
あなたの商品がクリックされる事でAmazonは「関連性」がある商品として判断します。
商品レビュー
以前より重要度はだいぶ落ちましたが、
高評価の商品レビューも検索順位を上げる要素となっています。
あなたの売り上げに大きく左右する商品レビューの基礎知識
Amazonで検索順位を上げるには
ここまでの内容で大まかなAmazonアルゴリズムは理解できたと思いますが、
では、具体的にどうやって検索順位を上げていったらいいの?
ビジネスレポートを分析する
シンプルにこれに尽きます。
検索キーワードに対する商品ページとの関連性については、
イマスグに対応できる修正箇所となりますが、
その他の、販売実績やユニットセッション率、クリック率等に関しては、
ビジネスレポートと睨めっこしながら改善していく必要があります。
Amazonで毎月1,000万円以上「売り続けている」セラーは、
毎日欠かさずに「ビジネスレポート」に目を通しています。
ビジネスレポートは複雑な数字が並んでいる訳でもないので、
数字が嫌いなあなたでも理解できるので大丈夫です。
まずは、ビジネスレポートを見る習慣をつけるようにしてください。
SEO対策がうまくいかない要因
ここからは、SEO対策がうまくいかない要因をお伝えしていきます。
やる事ってむちゃくちゃシンプルで当たり前な事ばかりなんですが、
初心者~月商500万円くらいで行き詰まっているセラーの方々で出来てない方が多いです。
商品画像が自己満
商品画像はAmazonに限らずネット物販する上でとても大事な要素になります。
あなたは商品画像制作する際に、何か気をつけていることありますか?
「キレイに見せたい?」「誰もが釘付けになるようなキャッチコピー?」
人それぞれ商品の見せ方・訴求の仕方は異なると思いますが、
例えば、キレイな商品画像だったらその商品は売れると思いますか?
答えは「NO」です。
仮に自己満なキレイな画像ができたとしても、
その画像を見た人に刺さらなければ良い画像とは言えません。
100点満点の画像はこの世には存在しません。
むちゃくちゃ完成度の高い商品で9割の人が★5と回答しても、
残り1割の人は★1~3の低評価を付けることだってあります。
世の中にある商品全てに言える事ですが「全員が全員満足させることは不可能」なんです。
それと同じで100点満点の商品画像は存在しませんが、
100点に近い画像を作ることはできます。
商品画像はユニットセッション率に大きく関わってきますので、
あなたの商品のユニットセッション率が低い場合は、
まずは商品画像(2枚目以降)を見直すところからやってください。
サムネイル画像のABテストをしない
サムネイル画像(1枚目)は、クリック率に大きく影響します。
ABテストは異なる2つのものを比較して、成果が良い方を採用する事です。
サムネイル画像を変えただけで売り上げが倍増する事例も多々ありますので、
クリック率が悪い時などは、ABテストしてみる必要性があります。
クラウドワークスやランサーズでもABテストできますので、
これらのクラウドソーシングを使って試してみるのも有りです。
商品画像全てに言える事ですが、
最初に登録した画像で何年間も販売を続ける事は100%ないです。
売れ続けているセラーの商品は、必ず商品画像を変更しています。
Amazonで販売を続けていると良くも悪くも真似されますので、
常に「万全なコンディション」の状態で見てもらえるように、
商品画像のメンテナンス・アップロードは定期的にしましょう!
商品レビューが悪い
商品レビューは、購入を検討されている方が必ずと言っていいほど見る項目になります。
あなたの商品レビューは周りの競合商品と比べて見てどうですか?
競合が★4.5なのに対して、あなたの商品は★4表示になっていないですか?
最低限の指標として周りと同等、もしくはそれ以上の★表記が望ましいです。
商品レビューは、「クリック率」、「成約率」に大きく影響しますので、
あなたが戦っている市場の中で、競合より負けている場合は、
SEOの上昇は見込めず、競合商品を抜かすことが出来ないまま永遠の2番手で終わります。
★3.5表記でよっぽどレビューが悪い場合は、
早急に商品ページを作り直した方が良いでしょう。
そのタイミングで★3.5は根本的に商品のクオリティーが低いと思いますので、
商品の改良や撤退も含めて考えていく必要もありそうです。
価格が適切じゃない
販売価格の設定がうまくできていない商品も散見されます。
リリース直後のあなたの商品は「1円」の価値もありません。
最初からあなたが思っている価格で販売して利益を取りたい気持ちもわかりますが、
Amazonの特性上、想定していた価格で売れない事も有り得ます。
あなたの商品が「最大限売れる」価格を探っていく必要があります。
お客様に刺さる価格を見つけてください。
それが、あなたの商品をAmazonで販売するうえでの適正価格です。
まとめ
長々となりましたが、以上が2022年度現在のAmazonSEO事情となります。
Amazonは検索型/広告型カタログになりますので、
AmazonSEO対策は切っても切り離せないとても大事な要素となってきます。
冒頭でもお伝えしましたがこの記事を見ることで、
あなたは9割型AmazonSEOを理解したことになります。
残り1割の部分はコンサル生向けにお伝えている内容になります。
この記事を読み終えたら早速カタログ修正して、
モンスターカタログになるように育てていきましょう!
それでは、本日はこのあたりで!