【Amazon広告】スポンサープロダクト大全集!

どーも、SHOTAです!

 

Amazonを主戦場にしていると、

100%活用していると言っても過言ではないのが、「Amazon広告」だと思います。


今回の記事では、その中でも初心者の方からSHOTA含めパワーセラーまでが利用している、

スポンサープロダクト」にフォーカスして解説していきます!


広告は非常に奥が深いので、今回は基本的に初心者の方向けの内容になります。


少し長めの内容になりますが、

この記事を読み終えた頃には、スポンサー広告に対する理解度が格段に上がっています!

(SHOTAのコンサル生には、具体的な活用方法を惜しみなく指導しています。)

 

スポンサープロダクト広告とは?

スポンサープロダクト広告とは、Amazonの広告キャンペーンの一つです。

 

Amazon広告の中でも、「基本中の基本」と言えるキャンペーンになります。


「CPC広告」と言って、表示された商品(広告)がクリックされた時に課金される仕組みです。
※購入に関わらず、クリックされたら課金されます。


「CPC」とは「1回ごとのクリック単価」のことで、

商品やキーワードの需要に比例して高くなる傾向があります。

オークションなどで、欲しい人が多ければ多いほど入札額が上がっていくイメージと同じですね。

 

Amazonで商品を検索したときに、実は良く目にしている広告です。

下の画像は、検索窓で「バスタオル」と入力した際の表示となります。

マーカーで囲っている部分が、スポンサープロダクト広告の表示です。

小さく「スポンサー!」と表記されているのが特徴ですね。

 

スポンサープロダクト広告の設定方法

「セラーセントラル」→「広告」→「広告キャンペーンマネージャー」から

設定することが出来ます。

 

広告キャンペーンマネージャーをクリックすると、次のページに飛びます。

 

一番左「スポンサープロダクト広告」の続けるボタンをクリックします。

 

「キャンペーンを作成する」画面が表示されます。

 

キャンペーン名

キャンペーン名は、管理画面で判別しやすいように分かりやすい名前を付けましょう。


そのまま変更しなくても設定は可能ですが、

ABテストや、商品別にキャンペーンが増えると、

どの商品でどんな設定をしたか分からなくなるので、変更することを推奨します。

 

バスタオル-オートターゲティング

 

バスタオル-商品ターゲティング    など。

1日の予算

次は予算/日の設定です。


10,000円/日で設定した場合、月間300,000円以内でAmazonが日々調整します。


ローンチ時は、どれくらいのCPCで設定するかによりますが、

一先ず10,000円/日で設定して、1日どれくらい消化されるか確認しましょう。


ステータスが「有効」から「予算超過」に変わっていたら、

1日10,000円じゃ足りないと言う意味ですので、予算を増やすことが必要です。

予算超過になると、超過した時点で自動的に広告がストップされます。
(0時を過ぎると、広告が再開されます。)

 

市場規模が大きいと、10,000円/日なら数時間で消化されますので、

日々過敏にセラーセントラルを確認しましょう。

 

ターゲティング

「オートターゲティング」「マニュアルターゲティング」2種類のいずれかにチェックします。


それぞれの特性を簡単に説明すると、

「オートターゲティング」は、完全にAmazonのAI機能にお任せプランです。


メリットとしては、AIが自動的に分析と改善を繰り返してくれるので、

細かい設定が必要ありません。


初心者の方は、スポンサープロダクト広告を理解するために

「オートターゲティング」から始めるのが良いでしょう。


運用日数が長くなるほど、AIが学習してコスパの最大化が見込めます。


デメリットとしては、購入に繋がる可能性が低いキーワードや、

商品に対しても広告が表示されることです。

 

例えば、バスタオルを販売していたとして「ハンドタオル」や「スポーツタオル」などの

キーワードにも、「タオル」の部分が紐づいて表示されてしまう可能性があります。


「ハンドタオル」が欲しくて検索しているユーザーは、

バスタオルを購入する可能性は低いですよね!?


予算に対して無駄なクリック(成約率が低い)が増える、と言う事です。


もちろん、対策もありますので後程説明したいと思います。

 

「マニュアルターゲティング」は、キーワードor競合商品に対して手動で設定が必要です。


スポンサープロダクト広告を熟知すればするほど、

「マニュアルターゲティング」のみ運用する方が多いですね。


メリットとしては、「オートターゲティング」のデメリット部分が解消されることです。


設定したキーワードや、競合商品に対してのみ広告が表示されるため、

無駄なクリックが抑えられます。


デメリットとしては、設定が不完全だと、「取りこぼし」が発生しやすくなる部分です。

 

自分自身で、事前に関連性の高いキーワードや、競合商品を分析しなければなりませんので、

分析が未熟だと当然、広告も不完全な状態になります。

 

SHOTAのコンサル生から最も質問が多く、

指導を繰り返すのが「マニュアルターゲティング」についてです。

 

今回は初心者の方向けとなりますので、「オートターゲティング」の設定で進めていきます。

 

 

キャンペーンの入札戦略

キャンペーンの入札戦略のチェックボックスには、3パターンあります。

それぞれに説明が記載されておりますが、

中々理解するのは難しいと思いますので、少し補足します。

 

・動的な入札額-ダウンのみ

次の設定で、入札額(CPC)の初期設定を行いますが、

例えば100円/クリックで設定した場合、

ダウンのみは100円以内で入札を調整すると言う事です。


購入に繋がりにくいキーワードや商品に対しては、

100円よりも安いCPCで入札をかけますので、最大でも100円を超える事はありません。


なので平均CPCが100円以下になります。

 

・動的な入札額-アップとダウン

ダウンのみの特性に、アップも追加されたパターンです。


同じく100円/クリックで設定した場合、購入に繋がるけど100円以上が必要だと

Amazonが判断したら、最大200円まで入札を引き上げます。


なので平均CPCが200円以内になります。

 

・固定入札額

100円/クリックで設定した場合、100円の入札のみかけますので、

平均CPCは100円となります。


SHOTAは常に真ん中の、アップとダウンを選択しています。


想定していたCPCより、初期CPC設定が低すぎた場合でも、

販売損失を最小限に出来るからです。


3パターンの中で、一番バランスが良いと思います。

 

広告グループを作成する

広告グループ名も、分かりやすい名前に変更しましょう。
※変更しなくても問題はありません。

 

広告を出したい商品を選択すれば、グループ作成は完了です。

 

初期入札設定

デフォルトは40円になっていますが、変更が可能です。

 

広告を出したい商品の、おおよその「推奨入札額」が反映しています。

画像では¥65(¥55-¥107)となっていますね。

あくまでも推奨ですので完全に鵜呑みには出来ませんが、

スタートの基準としては参考になります。

 

この場合ですと、SHOTAなら100円に設定して3日ほど様子をみます。


管理画面の各数値を分析して、再度CPCを調整しますね。

 

除外キーワードターゲティング

 

1:4で説明した[オートターゲティング]のデメリットを少しでも解消するために、

除外キーワードを設定することが重要です。


「完全一致」「フレーズ一致」の2パターンからいずれかを選択します。


「完全一致」は、入力設定したキーワードと完全に一致した検索に対して、

広告が表示されません。


上記の場合だと、「ハンドタオル セット」や「ハンドタオル ギフト」の検索に対して

は表示される可能性があります。

 

「フレーズ一致」は、入力設定したキーワードがフレーズに入っていれば、

広告が表示されません。


「ハンドタオル」のキーワードを設定していれば、「ハンドタオル ギフト」といった検索に対しても効力を発揮します。

 

メインキーワード+サブキーワードの検索は非常に多いので、

フレーズ一致を選択すれば間違いないでしょう。

 

除外商品ターゲティング

最後に、除外商品を設定して完了です。


検索窓にメインキーワードを入力すると、

対象の競合商品が表示されますので、除外したい商品を設定できます。


スタート時は、基本的に幅広く表示させたいので、設定しなくても良いでしょう。


「キャンペーン開始」をクリックして、広告がスタートします。

 

広告専門用語を覚えよう

広告運用で最も重要なことは、「分析」と「改善」をしっかり回すことです。


SHOTAは5年経った今でも、管理画面を毎日チェックしています。

 

上記の画像は、一部アカウントの実際の管理画面です。(測定期間:直近30日)


分析に必要な広告の理解度を高める為、

管理画面に出てくる専門用語の項目を説明していきましょう。

 

インプレッション

インプレッションとは、検索結果に対する表示回数の事です。


クリックされなくても、検索画面に表示されたらカウントされます。

「市場規模の大小」「CPC設定の高い低い」で変動します。

 

インプレッション数が多いと言う事は、

検索ボリュームが大きいと判断することが出来ますね。

 

検索結果上部のIS

これは最近追加された項目になります。


インプレッション数に対して、「検索上部に表示された割合(%)」を表しています。


検索上部に表示されるほど、クリックされる機会が増えますよね。

 

表示されても、クリックされなければ意味がありませんので、

CPC設定が正しいかを図る上で、この項目が出来たことは非常に有難いです。

 

スタート時点からこの割合が低い場合は、競合よりもCPC設定が低いと判断できますので、

CPCを高く設定することで検索上部に表示される割合が増えます。

 

オーガニック検索(自然検索)が上位になればなるほど、

逆に広告での検索は上部表示させる必要がなくなるので、

CPCを低く設定して上部表示の割合を抑えるという選択も良いでしょう。

 

SHOTAは、オーガニック検索で上位になった段階で、

スポンサープロダクトにかける広告費を抑えますので、画像の数値は低めが多いですね。


スタート時は50%以上が望ましいでしょう。

 

クリック数

その名の通り、広告(商品)がクリックされた回数です。


課金対象になる数値ですね。

 

クリック率(CTR)

分析する中で、SHOTAが最も重要だと思っている項目の一つです。


考え方は検索結果上部のISと若干似ていて、

「クリック数」÷「インプレッション数」×100で計算されていて、

表示回数に対してどれくらいの割合(%)がクリックされているのか、を表しています。

 

インプレッション数が1,000で、クリック数が10の場合、「10÷1,000=1.0」となりますので、CTR=1.0%となります。

 

基準値は特にありませんが、SHOTAはスタート時に1.0%以上を指標としています。


改善するにはCPCを高めに設定する以外に、

メイン画像、タイトル、販売価格も関係します。

 

クリックしたくなる魅力的なメイン画像になっているか、

一目見て特徴が分かるタイトルになっているか、

市場価格から販売価格は乖離していないか、なども重要です。

 

平均クリック単価(CPC)

冒頭で説明していますが、CPCはクリック単価の事です。


平均クリック単価ですので、指定した期間の平均のクリック単価となります。

 

ACOS

聞きなれない用語かと思いますが、ACOSは売上高広告費比率と言って、

売上に対して広告費を何%使用したかを表しています。


「広告費」÷「売上高」×100

 

簡単に言えば「コスパ」の事ですね。

 

例えば、100万円の売上に対して20万円の広告費を使用した場合、

「20万円÷100万円×100」ACOS=20%となります。


数字が低ければ低いほど良いです。

 

販売価格に大きく影響するので、単価が高い商品はACOSが低くなりやすいですね。


ここ数年でスポンサープロダクト広告のCPCが爆上がりしましたので、

利益率以下のACOSで収まれば十分コスパが良いと判断できます。

 

利益率40%の商品であれば、ACOSが40%で、

広告経由で売れた利益が±0と言う事になります。

 

スポンサープロダクト広告のゴール(目指すところ)

スポンサープロダクト広告を使用する前に、

なぜ広告を使用する必要があるのかを理解する事が重要です。

 

LINE@・ブログの問い合わせからも広告に対するご相談頂く事がありますが、

「なぜ広告を使っているのですか?」と質問しても、

「売上を上げる為です」とか、「広告で売上が保たれているからです」とか、

「ちゃんと考えたことが無かったです」とか、

そもそも「広告使ったことがありません」とか、

しっかり答えられない方が大半です。

 

厳しい言い方になってしまいますが、それでは一向に広告任せの販売頭脳から抜け出せません。


何事にもゴール(目指すところ)が必要です。


スポンサープロダクト広告を使用する一番の目的は、

「オーガニック検索を上位表示させる」ことです!


広告は、SEO戦略の中のひとつのツールに過ぎません。

広告を使用しないで商品が売れる状態になれば、利益が丸々残りますよね?

誰も広告を使用しなくて済むなら、使用したくはないはずです。

 

オーガニック検索で上位表示されれば、限りなくその状態に近づきます。

最低限の広告費で、売上の一助になっていくのです。

 

 

上記は簡単な運用イメージですが、広告費の強化度合いを%でグラフに表したモノです。


初月を広告費100%強化するとしたら、2ヶ月目は70%、3ヶ月目は50%、4ヶ月目は30%

5ヶ月目は20%、その後はずっと20%以内で運用する感じです。


広告費が右肩下がりに運用するイメージが伝われば嬉しいです。


あくまでイメージなので、競合の強弱で落ちるスピード(期間)は変わってきます。

競合が弱ければもっと急降下でグラフは落とせます。

 

少し抽象的な表現になってしまいましたが、

もっと噛み砕いた具体的な活用方法は、コンサル生にはお伝えしていきます。

 

初めてスポンサープロダクト広告を使用する方も、

現在使用しているけど中々成果が出ていない方も、

この記事が少しでも一助になれば幸いです。

 

それでは、本日はこのあたりで!

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