
どーも、ショーです!
中国輸入×Amazon販売の原価には、商品代金の他に国際送料が大きな割合を持っています。
少しでも発送費用を抑えることで、原価を安くすることが出来ます。
2020年12月以降、世界的に猛威を振るっている新型コロナウィルスの影響で、
国際送料、特に航空便が爆上がりしました。
原価が大幅に上がったことで利益率が圧迫され、
大打撃を受けた方も多かったのではないでしょうか!?
当時、「中国輸入物販は終わった・稼げない」なんてネガティブな声も多々聞こえてきました。
しかし、そんな事はありませんのでご安心ください。
国際送料を加味した原価計算を綿密に把握していれば何も問題ありません。
今回の記事では、コロナ時代でもしっかり利益を出すために必要な国際送料の知識についてインプットしていきましょう。

中国輸入の発送方法

中国から日本へ商品を発送する方法は、
「航空便」と「船便」大きく分けてこの2種類になります。
現在、航空便を主体で利用している方、
または今後、航空便を利用する予定の方はこの記事を読んで考え方が変わるかもしれません。
断言しますが、余程小さくて軽いものでない限り、航空便では利益が出ません。
もし航空便でも利益が出ているのであれば、
船便に変えるだけで利益率が更に15%以上も向上するかもしれません。
航空便の料金体系と特徴

※20㎏以下の発送は少ないと思いますので省略します。
※2022.2月時点の相場です。コロナの状況によっては上下する可能性があります。
※別途、通関手数料や税関手数料などがかかります。
航空便の種類は様々ですが、安くて安心できる「OCS」は大体これくらいの料金体系です。
航空便のメリットは、納期までの圧倒的スピード、これに限ります。
通常3日~7日間で納品が可能です。
在庫管理が非常に楽になりますし、納品までが早いのでその分発注数を抑える事が出来ます。
在庫回転率だけ考えると、航空便は在庫過多リスクを抑える事が出来るでしょう。
なぜお金が増えない!?在庫回転率を意識していますか??
デメリットは言うまでもなく、船便と比べ料金が圧倒的に高いことです。
船便と比べると約3倍かかります。
コロナ前までは、航空便も100㎏以上13元~15元/㎏ほどが相場でしたので、
当時から2倍ほど値上がりしている状態です。
一番ひどかった時は、100㎏以上39元/㎏まで上がりました。
これにはもう笑うしかなかったですw
世界的にコロナが終息するまで値下がりは考えにくいですが、
15元/㎏以内であれば船便の料金と比べて、
圧倒的納品スピードが付加価値として見合った料金だと言えます。
先行きの心配な商品は航空便、安定した商品は大量に発注して船便といった使い分けも出来ます。
早く料金が値下げされることを願うばかりですが、恐らく一時は難しいでしょう。
むしろ値上がりの可能性が高いです。
船便の料金体系と特徴

※51㎏以内は、1㎏でも50㎏でも同じく586.5元かかります。
※別途、通関手数料や関税消費税などがかかります。
航空便と比べて、価格の差は歴然ですね(笑)
船便には、大きく分けて「混載便」と「コンテナ便」の2種類があります。
「混載便」はその名の通り、他社の荷物を同じコンテナで共有(シェア)するイメージです。
段ボール数箱から利用可能で、「混載便」の中でも
納品スピードの速いモノ、若干遅いモノと種類があります。
その中でも、料金・納品スピードのバランスが一番良い価格帯を記載しています。
通常7日~14日で納品が可能です。
納品スピードは最も遅くなりますが、一番安い「混載便」では6~7元/㎏くらいですね。
※通常14日~30日
船便のデメリットを上げるとしたら、納品期間の予測が立てにくいことです。
10日間で届くこともあれば30日間かかることもあります。
天候や海の状況に左右されやすく航空便よりも大量の荷物の仕分けが必要になるので、
どうしてもその時々で時差が発生します。
ランダムで行われる商品に対しての税関調査があれば、更に時間を要します。
また、荷物を他社と共有しているため、他社の商品に問題が発生した場合、
自社商品の納品も同じく遅れます。
一番遅い時で、50日間かかったこともあります。
納期予測が立てられないので、どうしても予測の一番遅い期間で発注数を決めなければなりません。
航空便に比べると、3倍以上の発注数が必要になります。
ショーは大体3週間ほどの計算で発注していますね。
(生産納期+3週間)
ちなみに在庫切れのリスクヘッジとして、小分けに発送するようにしています。
例えば、商品を5,000個(段ボール250箱分)発注した場合、
生産工場に1,000個単位で出来た分ずつ代行会社に納品してもらい、
代行会社で梱包後、1,000個(50箱)船便で発送してもらいます。
そうすることで、5回の内の1回に問題が発生して納品に時間がかかったとしても、
別の発送分が時間差で納品されるので、在庫切れするリスクが下がると言う事です。
イメージ的には毎週1,000個ずつ納品されるように操作している感じです。
販売数が多くなってきて、発注数が増えたら是非検討してみて下さい。
「コンテナ便」は、1本丸々自社の商品だけで使用することになりますので、
かなりの物量が必要になります。
20ftコンテナで分かりやすく説明すると、120サイズの段ボールを約500箱積載可能です。
商品が大きく、段ボールに納まる個数によってはあり得るかもしれませんが、
1回で500箱の荷物を発送するのは中々考えられないので、
恐らくほとんどの方が混載便を利用することになると思います。
ショーもほぼ、混載便を利用しています。
「コンテナ便」は代行会社と都度、料金の確認や納期の確認が必要になるので、
物量が多くなる、もしくは大きな商品を扱う場合は相談してみましょう。
例えば、120サイズの段ボールに商品が2個しか入らない場合は、
500箱で1,000個になるので、発注数としては全然あり得ます。
また、コンテナ便はFBA倉庫へ直送することが出来ない場合が多いので注意が必要です。
代行会社によって多少の差はあるかもしれませんが、国際送料の相場は大体同じとなります。
もし上記の料金体系から乖離しているようなら、
良心的な代行会社ではないので、代行会社の乗り換えを強くおススメします。
中国輸入代行会社の料金相場と選び方のポイント
発送・利益シミュレーション

実際に、航空便と船便の金額を計算していきましょう。
商品1個当たりの費用の違いが明確になります。
それぞれ、利益率がどれくらい違うでしょうか。
・重量:500g/個
・発注数:500個
・仕入単価:500円
・販売価格:2,000円
・Amazon手数料合計:700円
・1元=19円と仮定
航空便の国際送料と利益率
「500g×500個」=250㎏
「250㎏×28元」=7,000元
「7,000元×19円」=133,000円
「133,000円÷500個」=266円
1個当たりの国際送料は266円となります。
「仕入単価500円+国際送料266円」=原価766円
「販売価格2,000円-Amazon手数料700円-原価766円」=利益単価534円
「534円÷2,000円×100」=26.7
航空便を利用した場合、利益率は26.7%となります。
船便の国際送料と利益率
「250㎏×9.5元」=2,375元
「2,375元×19円」=45,125円
「45,125円÷500個」=90.25円
1個当たりの国際送料は90円となります。
「仕入単価500円+国際送料90円」=原価590円
「販売価格2,000円-Amazon手数料700円-原価590円」=利益単価710円
「710円÷2,000円×100」=35.5
船便を利用した場合、利益率は35.5%となります。
同じ商品でも、航空便と船便でこんなに発送費用と利益率が変わってきます。
もし、月間1,000個売れる商品だとしたら、
航空便は利益額が534,000円/月、船便は710,000円/月と、176,000円/月も利益が変わります。
年間で計算すると、2,112,000円も船便の方が多く利益が出ます。
容積重量を確認しよう

航空便も船便も国際送料を計算する時には、容積重量を適用します。
簡単に説明するとこういう事です。
段ボール120サイズ(横50㎝×縦40㎝×高さ30㎝)の場合
「50×40×30」=容積重量60,000㎤
日本と中国は6,000㎤=1㎏換算となるので、「60,000㎤÷6,000㎤」=10㎏となります。
例えば、200gの商品が発送時の段ボール(120サイズ)に20個入ったとして、
「200g×20個」=4,000g
重量は4㎏ですが、120サイズの段ボールの容積重量は10㎏なので、
この場合10㎏で計算されます。
逆に600gの商品が20個の場合、12㎏ですが容積重量の10㎏が適用されます。
商品自体の重量が軽いからと言って単純な重量で国際送料を計算すると、
実際の送料と大きく乖離してしまう可能性があるので注意しましょう。
リサーチ段階で代行会社に、発送時の段ボールに商品が何個入るのか確認することをおススメします。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
「中国輸入×Amazon販売」で船便がなぜ必須なのか、理解出来たかと思います。
もちろん在庫の状況によっては、一時的に航空便を利用する必要があるかもしれません。
ショーも想定より販売数が伸びた時など、
在庫を切らさないために緊急で利用したりする時があります。
その場合は早急に発注数を増やして、
生産工場と代行会社に生産スピードの催促をして迅速に船便へ戻すようにしています。
それだけ現代の航空便はコストが高すぎるのです。
物販では、利益率が最も重要な項目となります。
どんぶり勘定で原価を計算すると痛い目にあうので、
必ず原価を綿密に計算し、様々なパターンで利益を算出する様にしましょう。
それでは、本日はこのあたりで!