どーも、ショーです!
2020年あたりから「Amazon限定ブランド」と言う仕組みが出来ました。
普段リサーチしていると商品タイトルに「Amazon限定ブランド」と記載された
カタログを目にすることも多いんじゃないでしょうか!?
ここ最近は、Amazon限定ブランドのカタログも増えてきましたが、
「肝心な内容はわからない!」と言う方が非常に多いと思います。
実際にGoogleで「Amazon限定ブランド」で検索しても、
それに関連する記事はほとんどでてきません。
Amazon限定ブランドにするメリットは?デメリットは?
この記事では、Amazon限定ブランドの全容を解説していきます。
Amazon限定ブランドとは
そもそもAmazon限定ブランドとは何なのか?と言うところですが、
読んで字の如く、「Amazon限定で販売している」ブランドを指します。
このように[Amazon限定ブランド]と記載されている商品が、
このプログラムに参加している商品になります。
よく似たもので[Amazon.co.jp限定]と記載された商品もありますが、
どちらもAmazon限定商品に違いはありませんが、
[Amazon限定ブランド]商品とは内容が少し異なってきます。
Amazon限定ブランドプログラム参加方法
このプログラムに参加するには、
Amazonの担当部署から声がかかるまで参加することができません。
現時点では、営業からの招待制のプログラムになっています。
また、既にAmazonでのブランド登録が完了している事も条件になってきます。
それ以外にも、下記に該当する商品を取り扱っている場合は、
プログラムに参加することができません。
・キッズジュエリー
・キッズアパレルの一部(ジッパーネクタイや紐が付属された服)
・ベビー・幼児用品
・おもちゃ(対象12歳未満)
・ダイエット効果等を訴求するサプリメント
・精力増強効果等を訴求するサプリメント
・リチウムイオン電池等を搭載した一部の電子機器(バッテリー、充電器など)
・医薬品/化学品/医療機器
Amazon限定ブランド2種類の販売パターン
あなたのブランドをAmazon限定ブランドとして販売していくうえで、
一番オーソドックスなやり方としては、
既存の商品カタログを限定ブランドにする方法です。
これの一番のメリットは、「レビューが引き継げる」ことです。
ある程度レビュー数が溜まっている場合は、
既存カタログを限定ブランドに変更する事でそのまま販売を引き継げます。
また、既存カタログが関連するキーワードでSEO上位表示されている場合も、
SEOそのままの状態で限定ブランドとして販売をスタートすることができます。
もう一つの方法は、「ダブルブランドとして販売」する方法です。
商品のパッケージ又は外装にAmazon限定ブランドのロゴを追加して、
Amazon限定ブランド専用アカウントでの販売が開始出来る方法です。
これらは全く同じ商品ですが、左側(限定ブランド)右側(既存ブランド)になります。
左:[Amazon限定ブランド] Real Nutrition ビーレジェンド ホエイプロテイン
右:ビーレジェンド ホエイプロテイン
既存のブランド名「ビーレジェンド」に、「Real Nutrition」の文言を追加して、
「Real Nutrition ビーレジェンド」と言うブランド名で、Amazon限定ブランド販売しています。
ダブルブランドの一番のメリットは、他販路での販売が可能な事です。
後程デメリットの所でも話す内容になりますが、
通常Amazon限定ブランドとして販売をする場合だと、他販路での販売は禁止になります。
しかし、ダブルブランドとしてAmazon限定ブランドで販売する場合は、
既存のブランドを限定ブランドとして販売する訳ではないので、
楽天やYahoo!ショッピングなどの他販路でも販売を続ける事が可能です。
先程の例でいくと、
「Real Nutrition ビーレジェンド」は、Amazon限定ブランドになりますが、
「ビーレジェンド」はAmazon限定ブランドではありません。
あなたが、ダブルブランドとしてAmazon限定ブランドで販売をする際は、
Amazon限定ブランド用のブランド名で新たに商標取得して、
Amazonブランド登録までを完了させる必要があります。
Amazon限定ブランド5つのメリット
ここからは、Amazon限定ブランドのメリットについて解説していきます。
Amazon限定ブランド特別露出枠
限定ブランドで販売する事で、特別掲載枠に掲載することができます。
・限定ストア
・プライムデー・ブラックフライデー時の特別露出枠
・専用広告枠
例えば、下記は「プロテイン」で検索した時の画面になりますが、
PCの場合だと一番上4段が通常SP枠になりますが
その一番目の所に、「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠として掲載されます。
♦PC版
♦スマホ版
スマホでも「プロテイン」で検索した時に、
一番目に「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠が表示されます。
ちなみにSP広告と違い、クリックされても金額は一切かかりません。
プロテインみたいな市場が大きなところで、
「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠で一番目に表示される事は、
むちゃくちゃメリットがあります。
「プロテイン」のキーワードでSP広告一番目に表示させようとすると、
間違いなく1クリック1,000円近くしますからね(笑)
ちなみに、「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠に掲載するには、
どうすれば良いか気になりますよね(笑)
実際に、Amazon限定ブランドの担当者に確認したところ、
カタログとしてのスコアを上げるしか方法がないみたいです。
つまり、あなたがAmazon限定ブランドでプロテインを販売したと仮定した場合、
いきなり「プロテイン」のキーワードで「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠に
掲載されることは無い!と言う事です。
もちろん一番目に掲載されないだけであって、
それ以降のページには掲載される可能性はありますが、
AmazonのSEOの観点からすると2ページ目、3ページ目に掲載されても意味ないです。
あと、ビックリしたのがSP広告を掛けている時は、
「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠に掲載されません(笑)
SP広告と「Amazonブランド・限定ブランドのおすすめ」枠の併用ができないと言うことです。
なんか、文章を打っているとメリットなのかわからなくなってきました(笑)
VINEプログラムへの無料参加
AmazonVine先取りプログラムは、Amazonが選んだトップレビュワーに商品を提供して
ご意見やご感想をカスタマーレビューとして投稿してもらうプログラムです。
・ブランド登録済みであること
・レビュー数が30件未満である
・コンディションが「新品」である
・FBA在庫がある
元々は、ベンターセントラル向けのプログラムでしたが、
現在は、セラー向けにも利用ができるようになっています。
ただし、良いレビューが書かれるとは限らないので注意は必要です!
Amazon担当者が付く
メリットと言っていいかわからないですが、
一応、Amazon担当者が付きます。
Amazonアカウントに担当者つくの!?
担当者が付いたからと言ってVIP待遇されることはありません(笑)
セールへの無料参加
毎月開催されるAmazonセールに参加することが出来ます。
通常の¥4,000円払って参加する数量限定セールとは違い、
セール期間中は、無料でずっとセール枠に掲載されます。
相乗り防止
Amazon限定ブランドの商品は、
相乗り販売ができない仕組みになっています。
カートボックス獲得率100%なので、
相乗りに対して心配する必要がなくなります。
Amazon限定ブランド3つのデメリット
ここからは、Amazon限定ブランドのデメリットについて解説していきます。
他販路での販売禁止
Amazon限定ブランドと言っているからには、他販路での販売が禁止になります。
但し、ここはやり方によってはデメリットでなくなる可能性もあります。
メリットの所でもお伝えしましたが、「ダブルブランド」として販売することで、
他販路での販売活動が引き続き可能になります。
現状既に、Amazon以外に楽天やYahoo!などで販売されている方は、
間違いなくダブルブランドとして取り組んだ方がオススメです!
販売手数料が上がる
Amazon限定ブランドのデメリットでこれが一番大きいと思います。
販売手数料が+7%加算されます。
例えば、スポーツ&アウトドア用品を売っていたら、
通常手数料10%+7%加算されますので、17%の販売手数料になります。
ホーム&キッチン用品だったら15%+7%で22%の手数料になります。
販売手数料だけで20%近くかかるとなるとちょっと高すぎますね。
それ以外の、月間登録料・在庫保管手数料・配送代行手数料は、
今まで通りと変わりません。
SR工場監査が必要
Amazon限定ブランドで販売する場合、
あなたが仕入れている工場の監査が必要になってきます。
これは、Amazonが指定する第三者機関が実施するもので、
国内・海外工場共に、費用は30万程かかってきます。
1ブランドで1工場の監査が必要になってきますので、
例えば、あなたの商品A・B・Cがそれぞれ異なる工場で生産していたとしても、
Aの工場で既に監査取得済みであれば、B・Cの工場で新たに監査を受ける必要はありません。
また、既に違う出品者が、あなたが生産している工場で監査を受けていた場合は、
あなたが新たに監査を受ける必要はありません。
この場合は、監査費用の30万程が浮く形になります。
まとめ
Amazon限定ブランドで販売することはメリットもありますが、
それ以上にデメリットも結構ありますね!
ちなみに限定ブランドで販売する場合は、
新たにアカウントを作成する必要があります。
通常、複数アカウントは規約違反になりますが、
このプログラムの場合だと、メールアドレスと店舗名を変更するだけで作成できます。
それ以外の、住所や電話番号、銀行口座等は既存のアカウントと同じでも問題ありません。
それでは、本日はこのあたりで!