中国輸入春節・旧正月前の仕入れ計算方法

どーも、SHOTAです!


中国輸入を1年以上続けている方であれば、旧正月前の仕入れは毎年恒例のことだと思います。

中国輸入ビジネス1年の中で一番キャッシュが無くなる時期になります。


SHOTAも今でこそ5年間中国輸入ビジネスを続けていますので、

旧正月前の仕入れについては慣れてきた部分はありますが、

それでもリリースして間もない商品の場合は、仕入れ計算が難しいです。


旧正月前の仕入れの考え方を理解できていないとライバルセラーと大きく差が開くこともありますので、

イマイチ理解できていない人は、この記事を参考に仕入れ計算をしてみてください!

 

春節・旧正月とは?

春節・旧正月は、中国の正月のことを言います。

日本では1月1日~3日ぐらいまでを正月と言いますが、

中国では毎年1月下旬から正月を迎えます。 

中国全土において一番の大型連休となります。

上の動画はコロナ前の2019年の春節時の映像になりますが、

4億人が帰省・旅行をすると伝えています(笑)

日本の総人口が約1億2,000万人なので、4億人となると3倍以上の人が移動することになります。  

 

2022年度の旧正月期間は

日本の祝日とは違い中国の旧正月は、中国旧暦に基づく祝日なので毎年微妙に異なります。

今年の春節は、「2022年1月31日(月)~2022年2月6日(月)」の7日間になります。


毎年12月に国務院という中国の機関から発表されておりますが、

代行会社に確認した方がスムーズに把握できると思います!


7日間だけ?と思われるかもしれませんが、ここから重要なことをお伝えしてきます!

 

物流が止まる

春節は7日間になりますが、その前後で物流が完全にストップしてしまいます。

その為、物流がストップする前に荷物を発送してもらう必要があります。 

 

また、連休明けは発送待ちの荷物が運送会社にむちゃくちゃ溜まっていますので、

普段のリードタイムで考えていると確実に遅延しますので要注意です!


期間で言うとおおよそ3週間ぐらい発送ができないと思っていてください。

 

工場も稼働ストップ

当たり前ですが工場も完全にストップします。

春節前でも注文は受け付けてくれますが、製造は休み明けからになってしまいます。

その為、前もっての発注が必ず必要となってきます。


また、こちらも物流と同じで連休明けは注文が溜まっておりますので、

いつも通りの感覚で発注してしまうと確実に自分が思っていたリードタイムより納期がかかります。


1.5~2倍ぐらい納期がかかると思っている方が良いでしょう!

物流だけでなく工場の込み具合も加味して計算する必要があります。

 

春節・旧正月への対策ポイント

前もっての注文・発送が必要なことは理解できたと思います!

物流・工場のストップを考えるとだいたい30日~40日間ぐらいになります。 

 

では、具体的にどのようなポイントに注意していけばいいのかお伝えしていきます! 

 

代行会社に休業期間の確認

まず初めにすることとしては、あなたのパートナーである代行会社に休業期間を確認してください。

旧正月は1月末からになりますが、10月上旬ぐらいには必ず確認するようにしてください!


SHOTAが使っている代行会社に確認したところ、

2022年1月27日(木)~2022年2月11日(金)までの16日間休みでした。


また、代行会社から荷物を発送する最終期日の確認も必要になってきます。

期日を過ぎた荷物は、旧正月明けの発送となってしまいますのでご注意ください!

 

工場に休業期間の確認

あなたの商品を製造している工場にも休業期間の確認が必要になってきます。

何月何日までに発注をすれば旧正月前に間に合うように発送が可能か確認してください!

この際に、あなたが発注する数量も伝える必要があります。


こちらも代行会社同様に10月上旬には確認しておいた方が確実です。 

 

工場の休業期間に関しては、各工場でバラバラになってきます。

また、ここ最近の中国工場の状況を観察していると年々休業期間が長くなっている印象があります。

今年は特に中国で深刻な問題となっている「電力不足」の影響で計画停電もおこなわれておりますので、

例年以上に休業期間が長い工場が多かったです。


ちなみにSHOTAが販売している商品を製造してくれている工場に確認したところ、

2021年12月10日(金)~2022年2月20日(木)までの73日間休みの工場がありました!

中国輸入を5年間実践しておりますが、73日間の休みは初めての経験でした(笑)

 

リードタイムを考える

中国輸入の基本的な流れとしては以下のようになります。

発注⇒生産⇒代行会社納品⇒梱包⇒国際発送⇒FBA納品

昨今コロナの影響で航空便を使っての発送の場合は、

余程の利益率が高い商品でない限りほとんど利益が残りません。

船便での発送をスタンダードと考えるとそれも加味したリードタイムで計算する必要があります。

PS:後日別記事で船便についてお伝えします。 

 

仕入れ計算方法

ここまでの説明で旧正月前の仕入れについては理解できたと思いますが、

具体的な仕入れ計算方法についてお伝えします。


今からお伝えする内容は、実際にSHOTAが今年の旧正月で発注したものです。

ここまで説明している中国輸入発信者は居ないと思いますが、

SHOTAは包み隠さずお伝えしますので参考にしてくれたら嬉しいです!


〈商品情報〉

・工場旧正月休み期間:2021年12月10日~2022年2月20日(73日間)

・月間販売数:4,500個(150個/日)

・現時点FBA在庫数:10,000個

・リードタイム:50日間

・仕入単価:550円


※発注時が11月1日だった場合

・11月1日~12月9日(39日間)計算時から旧正月開始までの期間

・12月10日~2月20日(73日間)ショップの休業期間

・2月21日~4月11日(50日間)旧正月明けからのリードタイム

計算式:150個×162日間(39+73+50)-10,000個=14,300個×550円=7,865,000円

旧正月開始までに必要な個数は14,300個で7,865,000円必要となります。


この商品は月間4,500個程売れる商品なので、1商品で約800万必要となりました。

ちなみにその他の商品等を含めると、旧正月で4,000万弱発注した感じになります。 

 

まとめ

冒頭でお伝えした、「中国輸入ビジネス1年の中で一番キャッシュが無くなる時期」は理解できたと思います。


毎年12月・1月はクリスマスや年末商戦があり通常月より売り上げは跳ね上がります。

その後、2月は閑散期になりますのでガクッと売り上げが落ちますが、

3月頃から在庫切れを起こしてくるセラーもチラホラと出てきます。


Amazonを主戦場として戦っていく中で「在庫切れ」は一番避けたいトラブルです。

AmazonのSEOロジックでは、カタログスコアによって様々な数値が加算されておりますので、

その中でも在庫切れは絶対に起こしてはいけません!


2.3日の在庫切れでもあなたが思っている以上にSEOが飛んでいきます。

そうならない為にも、旧正月の仕入れを前もって計算することで

在庫切れのトラブルの可能性は十分に下げることができます。


旧正月の期間で逆にライバルと差をつけるチャンスでもありますので、

最初は発注額に戸惑うかもしれませんが、思い切って発注しましょう!


それでは、本日はこのあたりで!

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