どーも、SHOTAです!
今回の記事では初めて「リサーチ」部分について解説していきます。
このブログをスタートしてからリサーチに関する記事は一切アップしていませんでしたが、
最近メルマガの読者さんから立て続けにリサーチについて教えてほしい
と、ご要望がありましたので今回の記事を作成することになりました。
今まで肝心なリサーチ記事をアップしなかった理由は、
リサーチ記事に関してはコンサル生限定記事にしようと思っていたからです。
しかし、情報発信するようになってこれほど多くの方が
「リサーチ」に関する情報を求めている事を知ったからには、
SHOTAの使命感から発信せざる得ない状況となりました!
まず、大前提にリサーチに「正解」はありません。
リサーチ方法は人それぞれ異なりますし、
リリースした商品が「儲かる商品」であれば正解なんです。
世の中には大きく分けて3つの商品しか存在しません。
●売れる商品
●売れない商品
●儲かる商品
中国輸入のリサーチでは、「儲かる商品」を探すことを指します。
これからご紹介する内容は、
今から中国輸入を取り組まれる初心者の方にもわかりやすく解説する為に、
基礎的な内容も含めてお話していきます。
商品リサーチに対する初心者の頭脳
最初に言っておきますが、商品リサーチに「裏技」はありません!
SHOTAのメルマガで無料相談の機会を設けておりますが、
3人に1人くらいの割合で、「儲かる商品を教えてください」みたいな
非常識な質問をしてくる方が一定数居ますが、
このようなレベルの低い質問をしてくる時点でこの人は稼げないなと思ってしまいます。
初心者の方で「量」より「質」を求めている方が居ますが、
全くの真反対で、初めの内は「質」より「量」が大切です。
SHOTAもスタート当時は、寝る間も惜しんで毎晩リサーチしていました。
とにかく「量」を重視していましたね。
リサーチを続けていく内に自分のリサーチ方法が定まってきますので、
それまでは量に拘ってリサーチすることをオススメします!
リサーチの第一歩は〇〇〇〇の把握から
中国輸入に限らずビジネス全般に言える事ですが、
あなたが参入しようと考えている市場(マーケット)の規模を事前に把握することは、
必要不可欠になります。
もちろん最終的には商品にフォーカスすることになりますが、
市場規模を把握したうえで「イケる!」と判断してからになります。
市場シェア率をどれだけ多く奪えるか
市場全体において商品やサービスが占める割合のことを「市場シェア率」と言います。
売り上げ=市場規模×シェア率
●市場規模10億のところで10%のシェアを奪えれば、売り上げ「1億」です。
●市場規模1億のところで10%のシェアを奪えれば、売り上げ「1,000万」です。
この場合だと、前者の方が市場規模の大きい事がわかります。
「大きな市場規模」のなかで、どれだけの「シェア率」を獲得できるかで、
あなたの売り上げが決まってきます。
まずは、「大きな市場」を探すところから始めていきます。
市場規模∠資金
大きな市場規模を探す事は大事ですが、
あなたの資金に応じた市場を探していく必要があります。
いくら良い市場を見つけたとしても、
あなたの資金で仕入れる事ができなければ意味がありません。
SHOTAも4年ほど前に「ゲーミング市場」に参入しかたったんですが、
その当時の資金力では到底足りなかったので諦めた経緯があります。
まだEスポーツが流行る前でしたので、
もし参入出来ていたらと思うと「・・・」色々と思う部分はありますが、
「お金」がないとSHOTAのように参入したくてもできないこともありますので、
本気で中国輸入ビジネスに取り組みたい方は「資金」には余裕を持っておいてください。
【OEM資金確保】融資成功率99%必勝法!
商品リリースしてから在庫が切れる前に必ず追加発注する事になりますので、
手元にある資金で2.3回分くらい仕入れる事ができる商品にしておきましょう!
超重要!Amazon中国輸入販売『キャッシュフロー』編
なぜお金が増えない!?在庫回転率を意識していますか??
大きな市場とは
Amazonでは、独自のランキングが公開されております。
このランキングの順位を見て売れ行きを簡単に把握することができます。
この場合だと、
【服&ファッション】⇒【メンズ】⇒【ファッション小物】⇒【ベルト】
末端カテゴリーの【ベルト】を見ることで市場規模を図ることにします。
●1位:服&ファッション15位
●2位:服&ファッション36位
●3位:服&ファッション57位
●4位:服&ファッション83位
●5位:服&ファッション104位
●6位:服&ファッション115位
●7位:服&ファッション193位
●8位:服&ファッション242位
このランキングを見た時に、「1日〇〇個くらい売れてる」と言う感覚が必要になってきます。
例えば、ベルト1位の商品はカテゴリー全体のランキングでは15位でしたが、
「15位なら1日130個くらいは売れてるな」、と言う感覚です。
898円(売価)×130個(販売個数)×30日(1ヵ月)=3,502,200円
この商品は月間300万以上の売り上げがある事がわかりますので、
利益率を最低限の30%で見積もったとしても、月間1,050,660円の利益になります。
2位の商品も同様に計算します。
(※バリエーション組んでいるので画像と値段が異なります)
2,100円(売価)×80個(販売個数)×30日(1ヵ月)=5,040,000円
2位の商品は1位の商品よりも売価が高くなりますので、
販売個数が少なくても月間の売上額ではこちらの商品の方があります。
利益率30%で計算しても、月間1,512,000円の利益となります。
このような感じで3位以降の商品も計算していきます。
●1位130個
●2位80個
●3位60個
●4位35個
●5位30個
●6位25個
●7位15個
●8位10個
これくらい売れていると考えると「ベルト」市場はそこそこ大きいと考えられます。
最初にもお伝えしましたが、
この時に大事になってくる「〇〇個売れているな」、と言う感覚ですが
SHOTAは、今までの経験や周りのパワーセラーからの情報を基に、
各カテゴリーのランキングに対する個数はおおよそ把握しておりますが、
初心者の方はわからない事が多いと思います。
なので、初めの頃は販売個数がわかるツール等もありますので、
ご自身の感覚が掴めるまではツールを利用しても良いと思います。
ここの数字を見た時にあなたが「イケる!」と判断したら、
そのままリサーチを進めていきましょう!
逆に市場規模が小さく、思ったよりも販売が見込めそうにない場合は、
その商品を諦める事をオススメします。
【2022年度版】Amazonカテゴリー/ランキング別売り上げ個数
イケる!と判断したら分析
上記の工程で「イケる!」と判断したら、
Amazonでのベルト市場を分析していきます。
●1位と6位の商品は「ナイロン製品」
●2位・3位・4位・5位・8位の商品は「革製品」
●7位の商品は「メッシュの編み込み製品」
まず、このような事がわかります。
ここからあなたがどのタイプのベルトで参入していくのかを決めていくのですが、
このランキングをパッと見た感じでは、
「革製品」のベルトが最も多くランクインしている事がわかります。
1位のナイロン製ベルトの商品は、
5年以上販売している事もありレビュー数も圧倒的に多くて、
初心者が後追いで参入してもまず勝つ事は不可能です。
また、セラー評価を見ると強いセラーだと言う事がわかります。
直近30日間で144件の評価を集めておりますが、
1カ月間で100件以上の評価が付いていると言う事は、
それだけ商品を販売していて、販売力のあるセラーだと言う事がわかります。
これらを踏まえると最も多くランクインしている
「革製品」のベルトが一番参入する余地がありそうな事がわかります。
ここから「革製品」のベルトが売れている理由を探していきます。
売れている商品には必ず「売れている理由」があります。
基本的には商品のレビューを見ることで、
おおよその理由がわかってきます。
また、レビューを見ることでお客様が「満足していない点」もわかりますので、
サクラレビューに気をつけながら、良いレビュー・悪いレビューの両方を見るようにしましょう。
他にも実際にググってみたり、楽天やYahoo!などのレビューも見たりして、
調べていきましょう!
商品の絞り込み
ここから、革製品ベルトの絞り込みをしていきます。
実際に深堀してリサーチはしていませんが、下記条件としました。
●革製品
●カラーは最低2色(ブラック・ブラウン)
●オートロック式(穴が無いタイプ)
アリババで探す
中国輸入での仕入れサイトはいくつか存在しますが、
基本的には「アリババ」の一択で問題ありません。
今回は、アリババを使って条件に合った商品を探していきます。
Google翻訳を使って調べていきます。
基本的には上記のように該当しそうなキーワードを入力して検索しますが、
もし、全く違う商品が表示される場合はキーワードを少し変えてみると
検索結果が大幅に変わってくることがあります。
●パターン1:ベルト 革 オートロック
翻訳結果:腰带皮革自动锁
●パターン2:メンズベルト 自動 革製品
翻訳結果:男士腰带自动的皮具
こちらの商品が条件に合いましたので利益計算していきます。
リサーチ時はタイムセール中で売価が安くなっておりましたので、
本来の価格より少し安い2,000円で計算しても40%の利益がありました。
サンプル品の購入
次にサンプル品の購入をしていく必要があります。
サンプル発注をすることで得られるメリットは計り知れません。
この作業を怠ることにより、大きな損害となる可能性は十分あり得ます。
一番大きなメリットとしては「品質確認」ができることです。
中国輸入OEMはある程度のロット数で仕入れることになりますので、
初回ロット3,000個仕入れをしたのに「半分以上が不良品」ってことも考えられます。
このようなリスクを防ぐためにもサンプル品取得をおこなう必要があります。
SHOTAも中国輸入を始めた初期の頃に、
一刻も早く商品化したい思いからサンプル取得せずに本発注した経験が1度だけありますが、
不良品だらけで「大失敗&大損失」しました(笑)
工場によって品質は異なりますし、
「価格高い=品質良い」この方程式は中国では通用しません。
安い価格の方が、品質が良いことだってザラにあります。
●複数の中国工場からサンプルを取る
※1ヶ所は絶対にNG
●Amazonで売れている商品をサンプルとして買う
サンプルは必ず、中国側と日本側で取るようにしてください。
Amazon中国輸入OEMでサンプル取得が必要なワケ
OEMできるか確認
OEMしたいポイントを工場に伝える必要がありますが、
この工程を先に行ってから、サンプル品購入でもOKです。
1:条件に合った工場を複数探す
2:OEMできるか確認
3:OEMできるとわかったらサンプル品購入
※日本側のサンプルは先に購入
よっぽどの大幅改良ではない限り、ほとんどの工場でOEM可能です。
代行会社orパートナーを通してOEMできるか確認していきますが、
事前にエクセルでポイント箇所をまとめて質問するようにしましょう!
その方がこちら側も相手側も把握しやすいですし、
「言った、言ってない」等のトラブルも防ぐことができます。
OEMのポイントを伝えて問題ない場合は、
サンプル品を取得してリサーチの業務は終了になります。
参入を避けるべき5つの基準
リサーチをしていく中で大事な「参入する基準」ですが、
市場規模の把握以外に、SHOTAなりに注意が必要なポイントを伝えていきます。
利益率が低すぎる
中国輸入OEM×Amazon販売での利益率は、
30%~50%が水準となります。
これらは全ての直接費
●代行手数料
●国際送料
●国内送料
●関税
を差し引いた後の利益率になります。
特に初心者の頃は限られた資金での戦いになりますし
それに加え、高騰が続いている広告費等も加味すると
利益率が低いと言う事はAmazonで戦っていくうえで「重いハンデ」を背負っていることになります。
最低でも30%は確保できるような商品を取り扱う事をオススメします。
季節・トレンドに左右される商品
アパレルが特に多いですが、
季節性に左右される商品は売り上げに波があるのでなかなか安定しません。
季節ごとに尖った商品を販売しているのであれば、
そこまで大きな波はないと思いますが、
夏にだけ売り上げが爆増して、冬になると全く売れなくなったりする商品は
できるだけ避けた方が良いと思います。
季節性に左右されず1年中売れ続ける商品が理想です。
レッドオーシャン化した市場
既にレッドオーシャン化された市場または、
今後レッドオーシャン化するであろう市場は避けるべきです。
例えば、「コロナ関連」に関する商品などです。
マスクや除菌ジェルなどの商品は既にAmazonに溢れかえっています。
このような商品を今更リリースしたところで、
後発組が売れる訳もないですし、値下げ合戦が目に見えています。
中国輸入でもこのような市場は多数存在しますので避けるようにしてください。
1位が圧倒的にシェアを取っている
端末カテゴリー1位の商品が圧倒的にシェアを取っている場合は、
その市場に参入しても勝てる可能性は少ないです。
ちょっと極端な例になりますが、
●1位:服&ファッション5位
●2位:服&ファッション930位
●3位:服&ファッション1200位
●4位:服&ファッション1260位
●5位:服&ファッション1420位
このようなランキング推移だった場合は、
1位が圧倒的にシェアを取っているので参入しても勝てる確率は少ないです。
2位以下の商品とシェアの奪い合いになる事が予想されます。
知覚過敏なセラーが多い
参入しようとしている市場に知覚過敏なセラーが多い場合は、
初心者の頃に限りできるだけ参入を避けるべきです。
どこで判断すべきか?
●状況に応じて価格変動orクーポン付与
●セラーが販売している商品で、その1商品だけが売れている
このような場合だとあなたが参入してきたことで臨機応変に対応してくる事が考えられます。
特定の商品しか売れていないセラーだと、
その商品に対しての情熱が半端ないので絶対に今のポジションを守ろうとしていきます。
ちょっと本質とはズレてしまいますが、
あなたよりも「資金力」があると仮定した場合、まず勝てないです。
これがレビュー表記3.5表示とかでレビューが荒れている場合だと、
知覚過敏なセラーでも勝てる可能性は出てきますが
基本的に知覚過敏なセラーだとそのポジションを守るために商品も改良してきます。
市場調査する際に、セラー調査もすることをオススメします!
まとめ
本日ご紹介した内容は、リサーチの基本的な内容となります。
数年前とは違い中国輸入OEMの難易度も年々上がってきておりますので、
ベンチマーク商品と同じようなクオリティーの物を投下したとしても
あなたの商品が、ベンチマーク商品よりも売れるかと言えば答えは「NO」です。
これからの時代を生き抜くためには、
「差別化」することが必須となってきます。
この「差別化」を忘れることなく商品開発していくようにしてくださいね!
「中国輸入リサーチ」で検索すると様々なリサーチ方法が出てきますが、
SHOTAは基本的には、この内容に沿って進めています。
セラースプライト等のツールを使ってリサーチする手法もありますが、
SHOTAはリサーチツールを一切使用しておりません。
強いて言えば「Keepa」を使って価格変動・ランキング・タイムセール等の推移を見るくらいです。
ツールを使わない理由としては、
●ツール依存しやすい
●リサーチスキルが身につかない
●データに信憑性がない
主にこの3つになります。
何回かツールを使って自分が販売している商品の販売数を調べた事がありますが、
ビックリするくらい乖離した数値だったことがありました。
初心者の頃はツールを使って作業効率を上げる事も良いかもしれませんが、
できれば自分の目でリサーチして確認する方が自分自身のスキルにも繋がります。
この他にも、
●販売してからの出口戦略
●収益化までのシュミレーション
●広告戦略
など、様々な事を考えていく必要があります。
この記事ではリサーチにフォーカスしてお伝えしましたが、
その後のことまでしっかりと考えられていないと
いざ、商品をリリースしても中途半端な商品止まりになってしまいます。
1商品で月利7桁を目標としているのであれば、
販売後の戦略までしっかりと考えてリサーチしてきましょう!
それでは、本日はこのあたりで!